第390回例会レポート

千代田TMC第390回例会レポート
2023年3月2日(木)19:00-21:00
ハイブリッド

 

本日は、夜は少しひんやり冷たい風を感じますが、昼間はぽかぽか陽気、そして春一番が吹いたそうで、完全に春はすぐそこですね!
何となくわくわくする気分の中、総勢12名参加のハイブリッド例会。オンサイトが9名、オンラインが3名、計12名で例会が始まりました。

 

本日のTMOE(司会)は、T中さん。
少し風邪気味とのことでオンライン参加でしたが、タイムコントロール、ウィットの効いたMCなどいつもながらスムーズな進行をして下さり、おかで楽しく充実した例会となりました!
本日の言葉(Word of the evening)は、3月というシーズンにちなんで、「出会いと別れ(Hello and Good bye)」。

 

まずは、お待ちかね準備スピーチのコーナー。
本日は、4名のスピーカーが参加されました!

 

1人目のスピーカーは、O野さん。
タイトルは、「Thank you 千代田TMC」

4月からNY転勤が決まり、惜しくも千代田TMCを離れることになったO野さんですが、今日がオンサイト最後ということでフェアウェルスピーチをされました。
千代田TMC、メンバーに対する感謝を表すちょっぴり涙腺にささるメッセージでした。

3年半前に入会されたO野さん。
入会のきっかけは海外赴任から帰国後、周囲から少し浮いた存在になっているように感じ、コミュニケーションで悩んでおられた中で、先に入会されていた大学の先輩からのお誘いだったそうです。
TMCでポジティブなフィードバック、プレゼン能力など学び、それを仕事に活かせるようになってから、どんどん周囲との関係も良くなり、私生活も含め、充実した人生が送れるようになったのこと。
コミュニケーション能力の開発によって、人生が好転するというのはメンバーとしても聞いていてとても嬉しいストーリーですね。NYでもさらなるご活躍をお祈りしています!

 

2人目のスピーカーは、K木さん。

小学校時代の仲良しの友人の話し。
運動も記憶力もすごいと認めるクラスメートが、ある日、実はその友人が「知的障害児」であったことを知る。
それを知ってからというもの、何となく、徐々に疎遠になっていってしまった。人生には知っていた方が良いことと、知らなくて良いことがあるのではないかとふと考えることがある。
もし彼が知的障害児だと知ることがなければ、あの時に友情はそのまま続いたのではないか。。

ボーカルバラエティ、声のトーンを巧みに操り、さらにユーモアも交え、でも何か人間の「偏見」という性に対する不条理さや少し怒りのような、悔しさのようなものを感じさせる珠玉のスピーチ。
また、K木さんの優しさ、温かい人間性を同時に感じさせるものでもありました!

 

3人目のスピーカーは、F野さん。

タイトルは、「Shall we take days off?」(英語)

有給休暇の取得をめぐり、良い会社、良い上司の仕事に対する考え方とは何かを考えさせるユーモアあふれるスピーチ。
働き方改革が求められる日本社会にとってもタイムリーなトピックですね。

私たちの有給休暇中の仕事は誰のもの?
過去に勤務した会社の上司が、「Your cutomer」、「Our customer」とそれぞれ180°異なった発言する2つの対照的なコントラストによって、仕事のモチベーションと充実感の差を感じた自身の体験から、「Which boss do you want to work with?」とはたらきかける。
ドイツの外資系企業に勤めるF野さんの直近の上司はなんと9ケ月ものパタニティリーブを取得したそう。上司が率先して休暇を取得するのが、社風を変えるのに最も効果的ですよね!

長時間労働、かつ低生産性が社会問題の日本全体に対して、もし「Shall we take days off?」という質問を投げかけたら、その答え方からいろいろとヒントがあるかも知れませんね~。

 

4人目のスピーカーは、I藤さん。
タイトルは、「時間の認識」

「時間認識」を研究する現役大学院生、I藤さんのプレゼン及びQ&A方式のスピーチ。
時間認識という概念は、脳や心理と密接に結びつき、時間の濃密によって、時間は早くも長く感じることがある。
海馬、ミラーニューロン、セロトニンなどの脳生理学、またこれをさらに発展させていくと、認知症、アルツハイマーなどの社会問題の解決の手がかりをつかめるのではないかと工学的な切り口で、人類の謎に迫る。
普段から不思議に感じている時間というものを研究する、時間認識という学問があるとは新鮮な驚きです。
このように自分の想像を超えた、新しい知的刺激を受けることが出来るのもありがたいTMCの魅力ですよね!

休憩を挟んでテーブルトピックスのコーナー。
こちらは、指名された方がお題に合わせて1分-2分程度の即興スピーチを行うハラハラどきどきのひととき。

テーブルトピックマスターは私M瀬より。
3月ということでタイムリーなシーズン、「卒業」をテーマに選びました。

 

1人目は、Hさん。
2人目は、F野さん。
3人目は、Kさん。
4人目は、K木さん。
5人目は、T川さん。

 

あなたにとっての恩師とは?、最近卒業したもの?、今卒業旅行に行くとしたらどこ?
などやや難易度高め(ムチャブリ気味)のお題だったと思いますが、皆さん、どなたも素晴らしい反射神経で、面白いスピーチを披露して下さいました。

 

続いては、総合論評のコーナー。
本日に総合論評は、S藤さん。

個人論評のコーナー
1人目は、F川さん。
2人目は、A坂さん。
3人目は、O内さん。
4人目は、T川さん。

 

それぞれの切り口で、準備スピーチ4名のスピーカーにフィードバックをして下さいました。
-ボーカルバラエティは、スピーチスタイルによって必要性が変わる。
-言いたかったことを最も効果的に伝えるスクリプト構成のアドバイスについて。
-自分自身が一番熱意を持って楽しそうに話すことで、聴衆にも伝播する。

などなど、前向きかつ鋭いフィードバックで次の改善に繋がる論評フィードバックによって、スピーカーは貴重な気づきと次のスピ―チにチャレンジするモチベーションが得られます!

 

そして本日の締め、表彰のコーナーです。

ベストTT賞は、Kさん!
ベスト論評賞は、T川さん!
ベストスピーカー賞は、I藤さん、O野さんのダブル受賞!

 

皆さんおめでとうございます!

 

2次会は、NY転勤のO野さんの壮行会を兼ねて、NYには(おそらく)ないだろう神田駅近くのドメドメチックな海鮮居酒屋で盛り上がりましたよ~。

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