第453回例会レポート

 

 

 

例会レポートのページにお越しいただき、ありがとうございます!レポーターのYです!
第一・第三木曜日の夜七時。今宵も、志を同じくする老若男女が千代田スポーツセンターに集結しました。
千代田Toastmasters Club(以下、千代田TMCと略)の活動のあんなこと、こんなことを、チラリと、お見せいたします。ちょっとだけよ~。

今日のTMOE(総合司会)は、ベテランのHさん。ばっちり決めポーズをいただきました!

そんなHさんが選んだ今日のことばは、「Hot/あつい」。
心頭滅却すれば火もまた涼しとは言いますが、そのような格言も通用しなくなった今日この頃。普段の生活では、口を開けば暑い暑いと連呼しているのにも関わらず、私は今日、一回も使うことができませんでした。。。(反省。)

まずは、「What’s new」です。千代田TMCは、日本語と英語のバイリンガルのクラブですが、どうしても話すのが楽な日本語に流れてしまいがちなので、英語を使う機会を増やそうと設けられた千代田オリジナルのセッションです。英語を使って30秒で近況をシェアし合います。
・休みを取ってバッティングセンターまで出かけたが、財布を忘れて愉快なサザエさん状態に。
・2週間前に会いに行った時には元気だったおば様が、急にご病気で倒れられたのだそうです。どうか、会いたい人には、会える時に会いに行って。。。
・北海道の富良野で、ドラマ『北の国から』のロケ地を観光。気分は聖地巡礼(pilgrimage)。
などなど。
なんと、お盆休みに、東京から北海道へ避難したメンバーが4名もいたのですが、行った先でも結局は暑かったそうです(笑)。30秒という短いスピーチの中にも、面白い出来事、大切なメッセージ、新しい語彙に出会える貴重なセッションです。

続いて、準備スピーチです。
一人目のスピーカーは、Lさん。タイトルは「Embarrassing Moments When Speaking
Japanese」、英語スピーチです。
中国出身のLさんは、職場で日本人のメンバーと話していた時にあった恥ずかしい体験を、楽しいエピソードを交えて紹介してくださいました。
会議中に、大変な仕事は「無くなりました」と発言した人がいて、Lさんは誰かが「亡くなった」と勘違い。「どなたが亡くなったのですか?」と聞いて、周りの人たちに大笑いされたのだそうです。また、「イシカワ」さんのことを「ちいかわ(人気キャラクターの名前)」さんと呼んでしまったり。。。
それでもLさんは、これらの体験は貴重な思い出であり、これから起こるであろう次の恥ずかしい体験をとても楽しみにしている、と締めくくられました。外国語を学ぶ上で大切な、失敗を恐れないポジティブな姿勢に、とても共感できるスピーチでした。3つのかく「字をかく、汗をかく、恥をかく」は、成長するために避けて通れない道なのですね!

二人目のスピーカーは、Iさん。タイトルは「私のコミュニケーションスタイル」、日本語スピーチです。
人のコミュニケーションスタイルは、4タイプに分類できるそうなのですが、ご自宅のお風呂をリフォームした時のことを例に挙げ、ご自身は「分析型」に当てはまるのではないかとのこと。メーカーを選定するにあたり、ブログ、口コミ、動画サイト、カタログ等を全てチェック(私、感服致しました)。6か所あるショールームも全部行きたい!でも、旦那様に時間がないから、とストップされたそうです。
極めつけは、決断をしてからリフォームまでに5年の歳月が流れ、見積を取った当時の営業担当は退職し、昨今の物価高の影響を受けて費用が3割UP。泣くに泣けない結末に、聴衆は捧腹絶倒(笑)
今回のスピーチを通して、情報収集は得意だけど、決断に時間がかかるという自己分析をされたIさん。コミュニケーションスタイルを理解するのは、自分の長所と欠点を見つめなおす良い機会であるという結論に、一同、納得です。

 

そして、本日はスペシャルセッションがあり、千代田TMCの重鎮Wさんが、なんと、ワークショップを開催してくださいました!テーマは「感じるPathways」。Pathwaysとは、Toastmastersの教育プログラムで、6種類あるPath(コース)から、自分が目指すスキルに応じたものを選んで、スピーチを進めていきます。このPathways、進め方が良く分からないと感じる人が多いようです(私もです。。。)。
そこで、迷える子羊たちのために、Wさんがレクチャーを行い、さらにベテラン会員さんを指名して、ノウハウを共有してもらうという場が設けられました。さすが、ベテラン会員の皆さん、予告なしで当てられても、スラスラと回答され、ノウハウを惜しげもなく披露してくださいました。
ちなみに、英語がうまくなりたいという理由でToastmastersに入会する方も多いのですが、英語力向上を目的としたコースはないのだそうです。どのPathを選べば自分の目指す英語ができるのか、英語を使って「何を実現したいのか」を考えること、目的意識を持つことが大切なのですね~(私、大いに反省しております)。
実は、ワークショップ講師のWさんと、今日のTMOEのHさんは、TMCを通して知り合い、昨年、めでたくご結婚されました(下記URLは、特別企画・サプライズ披露宴の様子です)。
↓ ↓ ↓

こちら

ご飯を食べながら、ご夫婦でPathwaysの話をされるそうなのですが、Toastmasters歴のより長いWさんが「僕より真面目にPathwaysに取り組んでいる」と、奥様をベタ褒め。目のやり場に困ってしまうほどの、アツアツ♡ラブラブっぷりでした。
最後に、Pathwaysの進め方としては、マニュアルに振り回されることなく、「Don't think, feel!(考えるな、感じろ!)」の精神で、自分がやりたいこと、自分にとって良いところだけを感じ取って取り組むべし、という熱いメッセージをいただきました。
23分間でレクチャー有り、大先輩達のノウハウ共有有り、Wさんの巧みなファシリテーションで、大変有意義な有料級のワークショップとなりました。

 

次は楽くて、ドキドキハラハラのテーブルトピックスの時間だよ!みなさんも、ぜひ、一緒に考えてみてね!
出題者はNさん。お盆休みの函館旅行を題材に、某テレビ番組仕立てで、さらにイメージを膨らませるためにAI画像を使ったスライドも準備してくださいました。函館の歴史や地理の解説に沿って、お題が出されていきます。

①函館は、坂道と洋館が映える港町。あなたが好きな坂道は何?(地理に興味がなければ、坂道シリーズのアイドルグループでもOK!)
回答者Aさん:箱根駅伝の5区と6区の坂を、選手たちが時速20kmで走るのを見るのが好き。また、坂を上るのは良い運動だから、坂を見たら、ぜひ健康について考えてみて。

②坂道をのぼり切ると、眼下に広がるのは百万ドルの夜景。函館の夜景は世界三大夜景の一つに数えられています。あなたのトップ3は何?
回答者Tさん:世界三大がっかりにベルギーの小便小僧があるが、新宿にも一年前まで日本版小便小僧があった。いつか復活してほしい。えー、難しい~と言いながらも、Nさんをして「Tさんを指名したのは、正しかった!」と言わしめる、とても貫禄のあるスピーチでした!

③五稜郭がアニメの聖地巡礼スポットになっている。あなたのラブリーな聖地はどこ?
回答者Fさん:昨年の今頃、夜の11時から五稜郭を出発し、渡島半島を巡り、210kmを39時間以内に走破するランニングイベントに参加した。走ることが私の聖地!

④函館にはご当地マンホールが4種類あり、最近はマンホールカードなるもののコレクションをする人も多いのだとか。あなたのコレクションは何?
回答者、私Y:必死でメモを取りまくっていた私は不意を突かれ、どぎまぎしてしまいました。もうちょっと頭が回転していたら、、、パンデミック中に、アプリで毎週違うレシピに挑戦した結果、調味料(クミン、シナモン、バジル、パセリなどなど)が増えていき、引っ越しの時に全部捨てたので、コレクションはやめておきましょう、と回答したかったです。。。反省点てんこ盛りです
((^_^;))


マンホールカードを掲げるNさん

続いては、論評セッションです。
Lさんへの論評⇒Oさん:外国語を勉強する人なら誰もが「あるある」と共感できるトピックを、楽しい体験談とともに紹介したのが良かった。アメリカ在住のOさんも、英語の発音が通じにくくて苦労されたご経験があるのだとか。提案としては、登場人物に合わせて声のトーンを変えてみる。
次はぜひ日本語のスピーチに挑戦するようにと、エールを送られました。

Iさんへの論評⇒Mさん:聴衆に質問を繰り出し、その反応に対して臨機応変なアドリブ力を評価。
特に反応の薄いおじさまの扱いが秀逸。また、客観的な視点も入れつつ、分かりやすい体験談を通して、聴衆に有益な情報を提供してくれた。提案としては、自分の行動にどんな特性があるか(情報収集が得意、決断に時間がかかる)だけでなく、「分析型」の自分は、他人とのコミュニケーションの取り方にどんな特性があるのかまで言及すれば、もっとTMCらしくなるね!
こんなにステキなコメントをいただくと、次のスピーチも頑張ろう!っていう気持ちになっちゃいます。

総合論評では、Kさんが今回の例会の振り返りと、論評者への論評を行いました。
平日の夜に活動する千代田TMCでは、急に仕事でメンバーが来れなくなるという状況も発生します。

今日もピンチヒッターの活躍で、例会をつつがなく進めることができました。
Oさんの論評は、Lさんの背中を優しくポンっと押すお父さんのような温かさがあった。Mさんの論評は、キラリ☆彡と光る分析力と、なるほどそういう見方があるのかという説得力が垣間見れる内容だった。
ベテランの先輩は観察力があり、表現力も豊かで、あー私もあんな風に論評できるようになりたいな~と思いました。

それでは、表彰の時間です。ダーーー(ドラムロール)。

ベストテーブルトッピクス賞:Tさん
ベスト論評賞:Mさん
ベストスピーカー賞:Iさん
皆さん、おめでとうございます!

 

最後に、欠席者の代打で、急遽、計時係(スピーチの時間を計る役割、これがけっこう緊張するんですよ~)を引き受けてくださったTさん。実は、今日、すべてのスピーチの時間をきちんと計ることができたのだそうです。素晴らしいスピーチに聞き入っていると、ついつい時間を計るのを忘れそうになります。会長のSさんは、Tさんに計時係をお願いするのをいつも避けていたので、今日のTMOEのHさんが、Tさんに計時係を依頼したのはとても勇気があると思ったそうです。
人望が厚いHさんのTさんを信じる力が奇跡を呼び起こす、胸アツなエンディングで第453回例会は幕を下ろしたのでした。

さて、何回「あつい」が出てきたか、分かりましたか?
千代田TMCの愉快な仲間たちに会いたくなった、中の様子をもっと覗いてみたい、と思ったあなた!見学のお申し込みは、こちらから!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

おまけ:「吾れ日に三たび吾が身を省みる(私は毎日、何度もわが身について反省する)。」『論語』「学而第一」より。このナゾナゾ、分かるかな~♪

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