第449回例会レポート

 

 

7月3日、第449回の例会レポートはオンライン参加のOです。

本日のTMOE(総合司会)は千代田TMC創設メンバーでもあるKさん。千代田は2007年に設立、20周年も見えてきた歴史あるクラブです。

本日の言葉(例会中にメンバーが意識して使う言葉)は、翌7月4日がアメリカの独立記念日であることから「独立した」、「Independent」です。NY単身赴任中のOはこの例会のあと出社、職場で「Happy Independence Day!」とIndependent(Independence)を10回は使いました。。。

本日のゲストはIさんとMさんの2名。お二人とも同じエリアの他クラブに所属されています。また、今日はスピーチが4本(通常は3本。しかも全員が英語スピーチ)、そして役員就任式と盛り沢山の例会となりました(そのため、What’s NewとTable Topicsは無し)。

 

1人目のスピーカーはAさんでタイトルは「Hey!Long time no see!」

高校のテニス部で青春を過ごしたAさん、別の友達に言った親友に関する何気ないジョークが親友に別のニュアンスで伝えられてしまい親友は激怒。間もなく受験勉強に突入してしまったこともありその親友と疎遠になったまま卒業してしまったことが心残りとなっていました。卒業から10年後の2年前にインスタを始めたところその親友を見つけ思い切って連絡、10年ぶりの再会を果たしました。高校時代にあっという間にタイムスリップし大いに盛り上がり、何と朝7時まで5件の店をはしご。そしてその友人に「I am sorry…」と思い切って当時のことを詫びたところと、なんとその親友はその事を覚えていませんでした。。。心温まる青春時代の思い出を、エピソード交え英語スピーチ(一部日本語になりましたが)で楽しく伝えてくれました。若いころのBitter Sweetな思い出、いつまでも忘れられないものですね。

2人目のスピーカーはYさん。理由あり、スピーチ内容はここでは非開示です。

 

3人目のスピーカーは先月シドニーに転勤しオンライン参加のMさん。タイトルは「Why Aussie People !!」

着任早々、Aussie Englishの洗礼を受けているMさん。大好きなEarls Gray Teaをカフェで頼もうと何度もTryするも“Green Tea?”と言われてしまう始末。しかしこれに挫けず発音を何度も確かめた上、毎朝色々なカフェでEarls Gray Teaの注文をTryされています(未だ人によっては伝わらないこともあるとのこと)。また、同僚に「今からコーヒーを飲みに行こう!」と誘われ席で待機するもなかなか来ず、2時間後に何事もなかったように「じゃあ行こう!」と戻ってきた同僚の時間感覚の違いにも直面。ハプニングに直面する度に“Why Aussie People”と叫んでいるMさん、豪州は他民族国家であり人々のルーツも色々(でも皆ルーツに誇りを持っている)、そのため英語の発音やイントネーションも色々であることを再認識したとのこと。違いを受け入れ(Embrace Difference)前向きにチャレンジしているMさんの奮闘が手に取るように伝わってくるスピーチでした。


4人目のスピーカーはKさんでタイトルは「Brunei」

最近ブルネイに旅行に行かれたKさん。ブルネイでの体験を紹介するスピーチでしたが、スピーチを”フィクション&物語り“仕立てとし、ご自身をその物語の主人公(she)に設定した上で、タクシー運転手と彼女の会話を通じてブルネイの基本情報を聴衆に伝えたり、夢の中に現れた王様との会話を通じブルネイの王政や魅力を聴衆に伝えるという、ご自身のスピーチの幅を広げようとするとても意欲的な試み且つファンタジー感溢れるスピーチでした。税金も教育費もタダで子供の数も多く、ガソリンは水よりも安いというブルネイ、ブルネイ人のように暮らしたいと思ったメンバーも多くいたことでしょう。私もブルネイの人々の暮らしを想像するとともに「本当の幸せって何だろう?」とあらためて考えさせられました。

 

4つのスピーチの後はスピーカーに対する論評セッション。総合論評(論評セッション全体の司会進行)の担当はIさんになります。

今回は全て英語、しかも4人のスピーカーの熱い思いのこもったスピーチに対し、夫々の論評担当者が各スピーカーの意図や思いを真摯に受け止めた上で、「こうしたらもっと良いスピーチになるのでは?」という点をアドバイスされました。このメンバーによる論評(フィードバック)はトーストマスターズのユニークな点ですが、「え、こんな視点でスピーチを捉えていたの?」と驚かされることの連続でした。

Why Aussie Peopleで韻を踏んでいたこと、また厚切りベーコンさんのWhy Japanese Peopleの流用とは、論評セッションや新会長の総括コメントがあるまで私は気付きませんでした。。。

論評後は、エリアディレクターのIさんの司会のもと、役員就任式が行われました。TMCのカレンダーは7~6月、役員はメンバーの中から選ばれるシステムになっています。今期会長に就任されたSさんからは「ゆるくやろう!」との今期スローガンがあらためて紹介されました。このところの千代田は新しいメンバーが沢山加わり、高い目的意識を持って例会に臨む方も多い素晴らしいクラブですが、先々期の会長だったTさんも掲げられた「ゆるくやろう!」のスローガン、その真意は「(一生懸命且つ)楽しくやろう!」ということと私は受け取りました。

最後に総合論評(本日の例会全体や論評者に対する総括コメント)のIさんより「テンポあり、活気がある例会だった。4つのスピーチは全て英語スピーチながら皆さん素晴らしく、今度の自分のスピーチはどうしよう??と思ったりしたが、S会長が掲げる「ゆるくやろう」の精神でやって行きたい!」との纏めのコメントがありました。私もIさんのコメントに全く同感です。

また本日のTMOEのKさんより「そういえばTMCってセラピーの場のようだねと千代田の設立メンバー間で話したことがある。嫌なことに直面したことをスピーチにしようと考えを整理し準備しているうちに、気づいてみたら立ち直ることが出来ている」とのコメントがありました。

なるほど!私も千代田の皆さんから色々気付きをもらい、それが日々の自身のモチベーション、職場におけるコミュニケーションの引き出しになっている(なるようにしたい)と改めて思った次第です。

最後に参加者の投票結果による表彰がありました。本日のベスト論評はKさん、そしてベストスピーチは同率で2名、YさんとMさんのDouble受賞でした!

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