第351回例会

千代田TMC第351回例会レポート
2021年9月30日(木)19:00-21:00
オンライン/ビブリオバトル例会

総勢16名参加のオンライン例会。
本日は、読書の秋到来ということで、ビブリオバトル例会!
ビブリオバトルとは、発表者が推薦する本について各5分づつプレゼン。Q&Aを経て、一番読みたい本を投票し、「チャンプ本」を決めるというシンプルな企画。
それぞれの特徴が出て、大変に盛り上がりましたよ。

TMOE(ToastMaster of the Evening=司会)は、T川さん。
本日は、ビブリオバトル参戦者10名と多数の中、見事な時間捌きと、的確なコメントを挟んで、テンポ良く会を運営して下さいました。

まずは、先週新しく入られたSさんの入会式。
入会おめでとうございます。一緒に切磋琢磨していきたいと思います。

早速、ビブリオバトル開始。

1人目は、入会早々、バトル参戦のSさん。

中野信子著
“シャーデンフロイデ~他人を引きずり下ろす快感~”
(英語でのスピーチ)

ヒトの深層心理から社会問題の謎をひもとくタイムリーなスピーチ。
昨今起こった不可解、かつ不合理な現象、「不倫バッシング」、「自粛警察」はなぜ起こるのか。
シャーデンフロイデがそのキーワード。

2人目は、会長I藤さん。

本田健著
20代にとって大切な17のこと

なんと、20代のI藤さんは、全くこの本を読んで役に立たなかったという展開!
人間関係が大事とか、お金とちゃんと付き合うとか、ふわっと当たり前のことが述べられてて、具体策が書かれていない!という怒りは十分に伝わってきました。
でも、人間の出会いと同じで、良書とめぐりあうに、いっぱい自分に合わないような本を読むことが大事だなあと、話を聞いていて思いました。

3人目は、O野さん。
神原一光著
辻井伸行 奇跡の音色

今や世界的なピアニストとなった盲目のピアニスト辻井さんのノンフィクションストーリー。
恩師川上先生との歩みの記録。先生との貴重な出会いと、諦めない気持ち、家族のサポートによって、天才が育つ。
自分ももうちょっと頑張ろう、と心温まる話しでした。

4人目は、K木さん。
志野靖史著
内閣総理大臣 織田信長

織田信長が総理大臣のストーリー。歴史政治コメディ漫画。
ちょうど総裁選の真っただ中だったというタイミングがあり、興味深く聞けました。
エピソードもリアリティがあり、ギャグセンスも満載で、かつポイント整理されていたので、魅力をしっかり伝えてもらいました。

5人目は、K谷さん。
田素弘著
紛争だったら八田まで

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。
彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決する、という内容。

コロナ禍で旅行が制限されている中、「海外に行った気になれる」最高に楽しい一冊。
日常の中のスリリングな非日常味わいたい人は、この一冊で決まり。

6人目は、T中さん。

冬川基著
とある科学の超電磁砲(レールガン)

学園都市で行われる二万体もの美琴のクローン を殺害させる 「絶対能力進化(レベル6シフト)」 計画。
その実験を止めるため、美琴は最強の能力者である 『一方通行(アクセラレータ)』 に挑もうとする話し。

レールガンという題名にからメカ的な要素かと思いきや超能力の話しで、テレポーテーションから電気を応用したアクティブな話まで盛りだくさん。
百合、萌え、ラブと詰め込んだエンターテイメント。T中さんらしいセレクトで、決して期待を裏切らないですね~。

7人目は、T永さん

小野不由美著
十二国記「月の影・影の海」

T永さん一押しのエンターテイメント小説。
十二国という異世界に迷い込んだ、少女陽子の過酷な旅を描いた話。
全てに傷つき絶望した少女に訪れた、数々の不思議な出会い。
長い旅の中で彼女の成長を感じられ、その生き様に心動かされる一冊。

8人目は、N村さん
会社の会議室からのリモート出演。

横山泰行著
「のび太」という生き方

“ありのままで”生きる天才「のび太」から学ぶ生き方入門。
無理せず自分らしく生きる方法を余すところなく紹介してもらいました。
ドラえもんの中のエピソードを紐解き、実はのび太はいい奴で頑張っている。
自分も良く知っている人物だけに感情移入して、途中泣きそうになりました。

9人目は、今回の実行委員長、F野さん

ポール・ビソネット著
相手を「必ず動かす」英文メールの書き方

メールしたけれど、返事が来ない、依頼通りに進まない、交渉に応じてくれない…。
思い通りいかない、英文メール、その原因は全て「書き方」にあったとのこと。
状況と立場に応じた英語表現を学び、自由自在に相手を「必ず動かす」方法を教えてくれます。
F野さんが、会社に常備し、実践しているとのことだけに説得力抜群でした。

10人目最後の、参戦者はA坂さん

なんと、
輸出統計品目表 輸出統計品目表編纂委員会

仕事帰りに、たまたま持参していた書物を使ってアドリブでスピーチをしたかのようなユニークさ。
一見、数字の羅列にしか見えない書物でも、仕事の流れやそのストーリーに沿って話しを聞くと、カラフルで役に立っているように感じますね~
やっぱり本はその人の人生と重ね合わせてこそ面白くなると実感しました。

今夜のベスト賞は、
ベストスピーチ:K谷さん

チャンプ本は、「紛争だったら八田まで」にて決まりました。
K谷さんおめでとうございます!

本日もそれぞれの個性が光りました。
そして、本当にレベルの高く、そして楽しく盛り上がった例会でした。
参戦者の10名の方、全員に拍手を送りたいです!

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