第181回例会
2015年4月2日(木) 7:00pm- @千代田区立スポーツセンター7階第2集会室
第181回例会 千代田トーストマスターズクラブ
桜が満開となった東京神田で、新年度の天気も良く比較的暖かな夜は当然花見…
ではなく、今宵も千代田トーストマスターズクラブの例会は定刻通り始まります。
例会のファシリテーターである今夜のTMOE(ToastMaster Of the Evening)はI田さん。
政府高官のスポークスパーソンと見まごう安定感とみなぎる自信、そして切れ味鋭いボイスは我が千代田トーストマスターズクラブでも随一。
そんな新年度最初の例会ではなんと2名の新会員の入会式が行われました。今日の例会レポートを担当する私F野は入会して1年半になりますが、2名同時の入会式は記憶にありません、とても喜ばしい事です。
1人目はJさん。中国出身でお二人目の会員となります。日本の金融機関第一線で活躍する彼は、日本語でのスピーチなどアウトプット力を向上させたいのが目標との事。中国語英語に加えてトリリンガルとなれるよう、我々会員仲間がお手伝いしますよ!
2人目はN口さん。新潟出身で大学入学時に上京して就職、1年前の転職後ようやく落ち着いたそうで一発念期してトーストマスターズに入会し、高校時代に米国留学で鍛えたけど鈍っている英語力をブラッシュアップさせるのが目標、と語って下さいました。楽しく一緒に頑張りましょう。
TMOEのI田さんが選んだ今夜の言葉は「あったかい」「Warm」。スピーカーがこの言葉を使うと聴衆は机を叩いて讃えます。そしてそれは、現行棒読みでなく今夜の言葉を差し挟めるスピーカーの余裕の表れでもあるのです。
最初のプログラムはTable Topics スピーチ。コントローラーのF田さんが振るお題に沿って指名される人が即効スピーチを行うものです。準備スピーチと異なり短時間ではありますが、瞬時に話を組み立て言い表す事が求められるいわゆる”エレベータートーク”に似たもの。頭脳の瞬発力が鍛えられる取り組みと言えましょう。共通の話題は満開の桜に因んで「花」。
「花より団子に賛成か反対か、理由もつけて」
「花見の季節は天気が読みにくいが大勢の花見の幹事になったら日程をどう調整するか」
などの質問に沿って、A澤さん、AK澤さん、B場さん、S山さんの4名が指名され即効スピーチをしました。
次なるプログラムはメインイベントの準備スピーチです。
1人目はK川さん。入会後初のスピーチはIceBreakingスピーチと呼ばれ、自己紹介をします。彼女のスピーチのお題は、ズバリ「…Ko K…gawa」つまりご自身のフルネームローマ字表記。誰でも最初のスピーチは緊張するものでご自身もそう語っていらっしゃいましたが、聞きやすい流ちょうな英語で、しかも自然なスマイルを交えて原稿を読まずに自分の言葉でスピーチを展開されました。長女であるK川さんはじめ三姉妹の名づけの由来、お父様のエピソードなど気さくなK川さんのパーソナリティーが伝わる素晴らしいスピーチでした。
2人目はN川さんによる「もうすぐ始まるマイナンバー制度」。お若いのに起業家であるN川さんは、実務に即した潜在顧客へのプレゼンテーションの短縮版をこの場で披露して下さいました。わかりやすいパワーポイント、説得力のあるメッセージ、そして何よりも聴衆を安心させるスピーカーN川さんの自信あふれる振る舞い。国民総背番号制とも言うべきマイナンバー制度のあらましを、わかりやすく語って下さいました。
3人目はM角さんによる「Never Give Up」なる題の英語スピーチ。少々緊張気味のM角さんは、最近身体の変調が増えて来たとの事。しかしそんな事で彼の強固な意志は揺るがない、「Never Give Up」の精神で何事にもトライするんだ、そんな力強い締めくくりでした。M角さんの声量は、そんな気構えを表明するにうってつけでした。
4人目はFさんによる「あなたのオフィスで価値を高める3つの法則@MBA」、へぇ～、経営学修士関連の講義が聞けるのかな?と思ったら、MBAはM…(Fさんのファーストネーム) Business Academyの略でのっけから笑わせてくれます。インテリなメガネをかけて手取り足取りハート取り優しく教えてくれそうなFプロフェッサーは、シンプル極まりないスライドを用いて目標であるビジュアルエイドの活用を見事達成されました。
話すとお腹が空きます。ここで千代田トーストマスターズの特徴であるおやつタイム。K野さんが用意して下さった今夜のおやつはやはり花見にからめてでしょうか、抹茶モノが中心。わずかな休憩時間に花が咲く雑談をより豊かなものにしてくれるのが、このおやつでした。
休憩後は論評の時間です。スピーチして終わりではないのがトーストマスターズ、準備スピーチに対して割り当てられた論評者がスピーカーに対して良かった点・こうすれば改善できますよという点をフィーッドバックします。これ、とても有難いんですよね。
K川さんのスピーチに対して、F野が論評。聞き取りやすい声、わかりやすい言葉、自然なスマイルが特に良く、左右に動きすぎた事と時折天井を見つめてしまう事を改善提案として挙げました。
続いてN川さんのスピーチに対するA澤さんの論評。A澤さんが知らなかった新しい情報がスピーチを通して得られた事、そして自分が顧客だったらN川さんのスピーチに動かされて提案を受け入れるだろう、との最大限の賞賛でした。
次にM角さんに対してS山さんが論評。M角さんの同年代?によるS山さんはご自身の経験に即して題目である「Never Give Up」に共感できる事、そしてそれを心に持ち続けるための提案を交えた独特の論評を展開なさいました。そう、論評者は自分の経験を話しても良いのです。
最後はFさんのスピーチにTMOEでもあるI田さんが論評なさいました。前回もスライドを交えたFさんの論評をしたI田さんはその時との比較で良くなった点を具体的にコメント。聞いている我々も思わず頷く有益なアドバイスの数々でした。
例会全体に対する論評もあり、今夜はおやつ係も兼任したK野さんが担当。スピーチコンテトやらその壮行特別例会などで久しぶりに通常のプログラムに戻った今夜の例会を多様かつ細やかな視点でまとめて下さいました。
最後は、今日入会していきなり集計係を引き受けていただいたN口さんのご尽力で、投票による表彰者の発表です。
ベストTable Topic スピーカー賞: S山さん
ベスト論評賞: I田さん
ベストスピーカー賞: Fさん
毎回何名かは必ずいらっしゃる見学者の方、今夜は2名。男女1名ずつにコメントもいただき、今宵も千代田トーストマスターズの例会は定時にお開きとなりました。
来る4/11(土)は、ディビジョンCスピーチコンテスト@江戸東京博物館(JR両国駅前)の午後12:30開始日本語の部に我らが千代田TMCからK木さんが出場なさいます!! これを勝ち抜けばなんと5月の全国大会。皆さん万障繰り合わせて応援に行きましょう。
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