第170回例会
第170回例会の記録 2014年10月16日開催
スピーチの秋(?)になりました。
今次第170回例会は、F会長による笑顔いっぱいの挨拶から始まりました。
5日前に宇都宮在住F野会員の豪邸で開催された「美味しい宇都宮餃子を食べる会」のイヴェントに感謝しつつ、台風でディヴィジョンコンテストが延期になったことを伝え、翌月の全国大会に参加しようと呼びかけました。
総合司会は、転職して慌ただしい日々を送っているS鹿さんです。
スピーチの中で使って欲しいことばとして「秋の夜長(A long evening in Autumn)」を提示しました。
役割説明では、計時係のK岡さんがレッドカードを見せながら制限時間を守るよう警告し、集計係のM井さんはスピーカーを励ますコメントを用紙の裏を活用して書くように促し、えーと文法係のT永さんは不要な「えーと」だけでなく美しい言葉も拾うと宣言しました。例会リポーターのS山は、秋の夜長に読んでもらえる文章を書くと豪語していました。
それでは、珠玉のスピーチを順に紹介しましょう。
○「自己紹介」
24歳で起業し秋葉原で物流関係の会社を経営するN川さんが、児童の自立支援に至るまでの半生がユーモアを交えて紹介されました。
○「社員の絆を深め、社内を活性化する方法」
管理職登用を目指すA澤さんが、実際に自社の幹部に望むことをスライドに託して熱く語りました。3つの望みは、現状把握、信頼構築、ワクワク感とのことです。
○「自助、共助、公助」
防災士としても活躍しているDさんが、自然災害に備える心構えを教えてくれました。
自分と地域社会と行政の連携がうまくいくようコミュニケーションを大事にしましょう。
○「浮気で気弱な縁結びの神様」
神有月(10月)に出雲大社に参拝したF田さんが、縁結びの神様を批判(?)しました。実は、兄たちにいじめられ続けた大国主命にしっかりしてもらいたいとの激励のメッセージでした。
○「Tax Eater or Tax Payer」
数字に強い会長のFさんが、国の社会保障費増大の危機を訴えました。健康寿命を伸ばすためには予防が大切ですよ!タバコ、唐揚げ、コーラは控えましょう!と。
○「Do you know PEI?」
カナダに留学していたH田さんが、プリンスエドワード島(PEI)での思い出を語ってくれました。NHKドラマ「花子とアン」の舞台は、美しい自然と人情あふれるところだったそうですが、好物のロブスターも食べ過ぎると・・・。
○「Smart wine lover」
ワイン愛飲家のM角さんが、美味しいワインを安く飲む方法を公開してくれました。
それは、愛飲会の会員になること、南半球で生産されたワインを選ぶこと、いいワインを長く保存することだそうです。
ここで中間休憩。T中さんが用意してくれたおやつを囲んで、参加者同士で話が弾みました。
そして、論評の部に移りました。
司会のO澤さんが、論評の目的はスピーチ向上のためのヒントと勇気を与えることとの説明があったあと、7人の論評者が次々と前向きで役に立つ論評を繰り広げました。
○初めてのスピーチを心待ちにしていたというM瀬さんは、N川さんの身だしなみ、姿勢、聞き取りやすい声、スピーチの構成のすばらしさを称賛しつつ、笑顔もあったらもっとよかったと締めくくりました。
○りっぱなプレゼンに驚いたKさんは、若くして管理職になったA澤さんの十分な準備やわかりやすい言葉使い、スムースなパワーポイントの展開が良かったとしつつ、社内での本番も頑張るように激励しました。
○いつも楽しい論評で聴衆をひきつけるF野さんは、D井さんのスピーチ態度が落ち着いていてりりりしく感じたとしつつ、セリフを忘れても平気な顔で切り抜けていたと感服していました。
○いつも笑いの絶えないF川さんは、F田さんのスピーチの内容とジェスチャーが面白くかつアイコンタクトも十分であったとしつつ、自分が楽しく話すことも忘れないでと付け加えました。
○奇抜な論評が好評を得ているI田さんは、Fさんの示した数字が分かり易く説得力があったとしつつ、映写されたスライドを見ずに原稿があるPCを見て話せるように椅子の上に置くことを提案しました。
○何事にも研究熱心なI藤さんは、H田さんが「赤毛のアン」の島での個人的なエピソードで聴衆を十分ひきつけていたとしつつ、聴衆に見せるポスターがもう少し大きかったらさらに良かったと希望を述べました。
○英語教師として第1線で大活躍しているK野さんは、M角さんの正確で明瞭な発音と声量に感嘆しつつ、ワインの飲み方まで教えてほしかったと個人的な希望を述べました。
続いて、O澤さんから主として論評者に対する簡単で愛情あふれる総合論評がありました。
そして、表彰者の発表です。
論評で最優秀賞に輝いたのは、管理職後輩を暖かいコメントで励ましたKさんでした。スピーチでの最優秀賞は、神様のようなF田さんでした。
締めくくりに、F会長がスピーチは実践の場が必要と挨拶し、見学者3名から見学の感想が述べられ、秋の夜長の例会が時間どおりに終了しました。
十分話し尽くせなかった有志15名が居酒屋での2次会に繰り出しました。
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