第158回例会
2014年5月1日(木) 7:00pm-
第158回例会 千代田トーストマスターズクラブ
GW谷間の5月1日。
クール・ビズの開始日となっているところが多いせいでしょうか、
装いの軽いビジネスマンが目につくようになり、季節が前進したことを感じます。
そんな中、3名の見学者をお迎えして、第158回例会が開催されました。
M井会長の「1日は、何かを始めるには良い日」という挨拶から始まり、
Fさん司会進行の下、T永さんとH田さんの入会式が行われました。
自己紹介の中で、T永さんはアクティブなご趣味(テニスやスキー等)をお持ちで、
H田さんは日本語ボランティア活動に取り組まれていることを参加者と共有頂きました。
お二人のスピーチ、大変楽しみです。
さて、入会式の後は、今夜のTMOE(Toast Master of the evening )であるK野さんが司会進行をつとめます。
今夜の言葉(Word of the evening)として発表されたのは、「自然な(に)/当然な(に)」「Natural」。
「山に親しみ、山に感謝する」ための「山の日」として、8月11日を新たな祝日とする祝日法改正が行われる
見通しとなった(4月25日付衆議院通過)ことを受けてのキーワード設定です。
今夜のTTM(Table topic of master)は、K沼さん。英語バージョンです。
お題は「中・長期休暇の過ごし方について」
ファーストスピーカーは、I川さん。
GW前半の過ごし方について、奥様のご実家で過ごし、又ご親族が勤務されている大手スーパーに
買い物に出かけるという、I川さんの家族思いなお人柄あふれるエピソードを披露。
続いては、ゲストとして参加されていたI藤さん(この度復帰!)。
印象的な旅について、ご自身がストレスを感じていた頃、モーリシャスを訪れ、
気分転換になったというお話をお聞かせ頂きました。
モーリシャスの美しいビーチを思い浮かべることが出来ました。
更に、O澤(本例会レポーターでもあります。)。
将来してみたい旅について、夫が再訪を望んでいるロンドンに行き、
夫が切望する本場のフィッシュアンドチップスを一緒に食べたいというプランを披露。
ある意味、家族思い(←夫に合わせるだけでいいのでしょうか 笑)なエピソードと言えそうです。
最後に、S鹿さん。
この春から新しい環境でお仕事を開始されたとのこと。飲む機会が増えたこともあって、
朝にランニングをするようになったとのこと。
なんて、アクティブなのでしょう。千代田TMCクラブ内のランナー人口がまたひとり増えました。
続いては、準備スピーチです。
まずは、I谷さん。題名は、”Gifts From Rosemary”。
”Do you have someone who inspired the most ?”というオープニングで、参加者はグッとひきつけられました。
ロンドン留学時代の恩師であるRosemaryさんから、机上の学問だけでなく、社会とのつながりが重要であること、
情熱を持って行動に移すこと、そして楽しむことを教わったそうです。
国境なき医師団に同行してナイジェリアの病院建設プロジェクトに関与され、
帰国後は病院の設計に関するお仕事に従事されているとのこと。
終始にこやかなI谷さん、行動力にあふれる生き方が伝わる素晴らしいスピーチでした。
次に、A澤さん。題名は、「最後の手段」。
高齢者虐待の実態について、A澤さんが仕事の上で実際に経験された出来事を中心に、お話頂ました。
緊急一時保護対象者の自宅訪問の様子について、本人、家族との緊迫感あるやりとりを、
声のトーンを使い分けることにより見事再現。
「これから重いテーマの話をします。」というオープニングで、その場の空気が張り詰めたものに変化し、
参加者の多くが最後まで身を乗り出して聞いていた様子が印象的でした。
続いて、M瀬さん。題名は、「パラリンピック」。
パラリンピックをやめ、オリンピックに含めて実施すべきではないか?という主張とその理由
(オリンピック凱旋パレードの対象にパラリンピックメダリストは含まれていない。
区別して取り扱うことに合理性はないのではないか等)について、スピーチ頂きました。
特に、オリンピックとパラリンピックを一緒にした際に生じる問題点(テニス等のルールや大回転等の運営方法など)に対し、
競技を分けたり、これまで培ってきた運営ノウハウにより同時実施の可能性を探る等の解決策を提言することにより、
冒頭の主張に、より説得力を与える工夫がなされていました。
見学者のお一人から、「今日は、M瀬さんのスピーチを聞くことが出来てよかった!」とのコメントが出る程、
お手本となるようなスピーチでした。
「パワフルな説得」がスピーチ目標だったM瀬さん、お見事です!
最後に、M井さん。題名は、”Have a good smell !”。
・雪深い場所で、目を閉じて匂いを想像してみること。
・料理を通じ、香ばしい匂いを味わうこと。
・大地の香りを感じること。
・星空の下で、胸いっぱい、空気を吸い込むこと。
により、感覚を研ぎ澄ませることの重要性について、日常生活を題材に、スピーチ頂きました。
準備スピーチの後、「クラブの運営と役割」について、K木さんより説明がありました。
千代田TMCを運営する役員任期は、7月1日から1年間です。
次年度(2014年7月1日以降)の役員選出にあたり、今年度の役員より、各役員が担う役割についての説明がなされました。
参加者は、千代田TMCクラブの役員を務め、メンバーのニーズに応えるようなクラブ運営をするために、
計画を立案して実行することを通じて自身のリーダーシップスキルをさらにアップする場であるとことを改めて認識しました。
さぁ、お待ちかねのおやつタイムです。本日のおやつ係は、S山さん。
東ハトのクッキー(バター&チョコチップ)とAllシリーズ(レーズン、アップル&アズキ)とお茶を、美味しくいただきました。
おやつタイムを挟んで、本日例会も後半戦。論評の時間です。
総合論評者のS田さん司会進行の下、準備スピーチに対する論評が行われました。
先ずは、I谷さんスピーチに対するI田さんの論評です。
I谷さんが”Calm,Smile,Simple”にスピーチを行い、質問形式でスピーチを始めることにより、
聴衆と一体化することに成功した点を評価しました。
間を利用する(”Silence is gold .”)ことにより、メッセージを効果的なものにできるというアドバイスがなされました。
次に、A澤さんスピーチに対するF田さんの論評です。
インパクトのある題名で一気に引き込まれ、具体的な情景描写(感触や匂いの表現)を通じ、
情景が鮮明に映像化された点を評価しました。
ボディランゲージを取り入れてみてはどうだろうかというアドバイスがなされました。、
続いて、M瀬さんスピーチに対するFさんの論評です。
メッセージの妥当性、論拠の裏付けとなるリサーチの高さ、自分なりのアイデアを交えた冒頭と結論となっている点を評価しました。
聴衆とより一体感を出すのであれば、顔だけではなく体ごと聴衆と向き合うとなお良いのではないかというアドバイスがなされました。
最後に、M井さんスピーチに対するN谷さんの論評です。
日常生活を通じて、M井さん自身が感じたことを中心に、スピーチされている点を評価しました。
スピーチ原稿は、出来るだけ見ないようにした方が良いのではないかとのアドバイスがなされました。
S田さんによる本日例会の総合論評、表彰者の発表、見学者の皆様からのコメントを頂き、本例会も定刻通りに終了となりました。
◆今回の表彰者
・ベストスピーカー賞 : M瀬さん
・ベストテーブルトピックススピーカー賞 : S鹿さん
・ベスト論評賞 : I田さん
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