第178回例会

千代田TMC 第178回例会
第178回 例会レポート 2015年2月19日(木)19~21時
@千代田区立スポーツセンタ7階第2集会室
参加者:18名、ゲスト2名、見学者4名

本日の例会では日本語スピーチコンテストが行われました。
会長のFさんが急遽欠席のため、コントロールのF野さんのご挨拶で例会が始まりました。

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本日の日本語スピーチコンテストは、10名ものコンテスタントが参加されるので、時間進行等が大変そうですが、コンテスト委員長を兼務のF野さんが、飛行機のキャビンアテンダントの如く臨機応変に、落着いて上手くコントロールを進められました。
最初にコンテストの事前説明(配布投票用紙に順不同で3名を記入等の審査方法、その他の注意事項等)を行い、時間の制約を考慮されて、総合論評とおやつタイムは無しで、書面論評のみ(M瀬さん、ゲストのHさんが担当)、コメントタイムは30秒等の進行手順を説明されました。また、本日の各種役割紹介も担当者のご紹介のみとなっております。

1人目はN谷さん。お題は「タブーに挑戦、自分の殻を破り目指せ最高」。
人生の中での幾つものタブーについて、ホテルの仕事上(サービス担当はお客様との距離感に節度を持つべし)、結婚後の親戚付合い(相手の両親や兄弟の悪口は厳禁)、奥様との生活 (never say negative comments) 等々について、様々なエピソードが英語のスピーチも一部含めてありました。TMCでは宗教や政治の話題はタブーとして扱っているが、一般に男女間のタブー(浮気、不倫等)は中々難しいものが有る旨のお話をされました。最後に、「芸術家以外はタブーに挑戦しないことが、時間の無駄を省き、無難です」との言葉でお話を結びました。

2人目はK沼さん。お題は「そうだ、富山にいこう」。
3年前から転勤の話題はあったそうですが、とうとう今年の3月から富山勤務になるとのこと。赴任にあたり富山県の特徴等(住環境が良好で、女性が長く仕事を継続出来そう、郷土愛が高く人情溢れる、幸せ度ランクも毎年上位等)に好感を持たれたようですが、富山県にはTMCがないのが、残念至極と仰ってました。富山に赴任したら3つの目標があり、先ずは仕事に全力投球して良き人間関係を構築すること、次に隣県(福井、新潟)のTMC訪問や、出張予定の韓国で現地TMC訪問を計画して交流をして行きたいこと、そして最後に出来れば富山県にTMCを設立したいとの抱負をお話されました。
K沼さんには新天地の富山でのご活躍を期待しております。
3人目はI田さん。お題は「木を植える日」。
ご自分の英語との係わりを振り返り、中学・高校時代は英語の成績が悪かったが、結果的に米国の大学に進学し、その後ニューヨーク勤務を含めて足かけ10年を米国で過ごしたとのこと。20才代で人生が決まるという言葉は信じてなく、米国でも40~60才の人が大学で学んでいるし、日本でもお坊様やお婆様が英語の勉強を続けている姿も見ている。
中国の諺に、「木はいつでも何本でも植えられるし、20年前に植えていたら一番良いが、今植えても良い」という言葉があるとのこと。I田さんは30才を過ぎた7年前に千代田TMCに入ったが、その時は小さな木が、今は少し大きくなったと感じている。K沼さんは富山へ行って木を植えて、大きくして欲しいとお話を結びました。

4人目はM井さん。お題は「かずのこ」。
旦那様のお母様とおせち料理を作りながら、そのなかの一品である「かずのこ」から、言葉は時間とともに変わり、その意味も変わることに思いを馳せたとのお話をされました。「かずのこ」は、血の繋がる子孫繁栄を願うことに通ずるとのことだが、日本人や人類の繁栄を願うという別の考え方をしても良いのではとお話をされました。
更に、言葉は変わりその意味も変わるので、言葉の吟味はとても大切で、ISIL(Islamic State in Iraq and the Levant)、NEET(Not in Education, Employment or Training) 等の略語に馴染んでしまうと、本来の意味が薄くなって感じられる。言葉はお仕着せに安易に使うのではなく、その意味をしっかりと考えたいとお話を結びました。

5人目はN澤さん。お題は「変わらなきゃ」。
外部環境は影響するものの、性格は変えようがないが、人生変わらなきゃと思ったら、表に出る行動パターンを変えてみたら如何かとのお話です。N澤さんはこれまでの生活は転校、転勤だらけで、名古屋、高知、神戸、東京、海外5ヵ国と生活されてきました。自ら変化を切り開いてきた訳ではなく、環境が変わり、付き合う人が変わるので、行動パターンを変えざるを得なかったとのこと。
変わりたいと思ったら、住むところを変え、付き合う人を変えると、行動が変化する可能性があり、脳が喜んで、適応せざるを得なくなるとのことです。兎に角、新しいことをするには、ガラガラポンで環境を変えてみたら如何とお話を結びました。

6人目はK木さん。お題は「ラジオ」。
世の中に情報が溢れているが、自らも発信出来て、現代を生きるための優れた最終兵器はラジオであると話し、その効用を3つ挙げました。1つ目はラジオは音しか出ないが、その音に番組内容が凝縮されていて面白いこと、2つ目は一般視聴者の出演や投稿が多く、語彙は豊富ではないが具体的な想いをぶつけてぶつけてきて心に響くものがあり、言いたいことの本質が出てくるので、結果的にボキャブラリが増えること。3つ目は音と声だけで情報を伝えなければいけないので、スピーチが上手くなるとのことです。最近、さだまさしのような話が巧い人は、20年以上ラジオ番組継続している人が多いと感じている。かく言うこの私も、ずっとラジオを聴いてきたことが、TMCのお蔭ではなくて話が巧くなったのだと自負している。これからの時代はラジオではないか、ラジオを再認識してみては如何と話を結びました。

7人目はS山さん。お題は「産声(うぶごえ)」。
初めての海外生活を奥様と過ごしたのが30年前の南アフリカの首都プレトリア(Pretoria)。そこでは10月に7万本の紫のジャガランダの花が咲いていた。程無く奥様が妊娠され、異国が故に戸惑いはあったが、信頼出来るお医者様を紹介され、現地出産を決意されました。担当医師はDr. Davisで、50才代の物静かで経験豊富な方でした。
予定より2週間早く陣痛が来て、St. Mary病院に連れて行ったが、この国では出産には夫が全面的に協力するのだと言われ、俄か助手になって奥様を分娩室に運んだとのこと。奥様の手を握り励ますのと、酸素マスクを当てつつ、ベッドから落ちないよう支えるだけだが、やがてオギャーという産声が響き、人生で忘れられない感激が心に深く刻まれているとのお話でした。奥様が出産されたジャガランダガールは掛け替えのない宝だとお話を結びました。

8人目はT中さん。お題は「私の大好きなパワースポット」。
束の間の休日の過ごし方ですが、私の場合は気分を変え、パワーをアップしたく、喫茶店でのんびりしたり、公園でリフレッシュしたりと、何か行動をして気分を上げています。中でもパワースポットと言われる明治神宮が好きで、お薦めは、大鳥居から入って新緑の参道を進むと、仕事上のイライラ等雑然とした雰囲気から離れることが出来ることです。社殿には火除けの猪のハート形のキュートなモチーフがあちこち見られ、心が癒されます。
ところでパワースポットと言えば、私にとって千代田TMCもその1つではないかと思います。失敗しても学んで次に挑戦出来る場で、ここで休まずに力を付けて行ければと思います。「気」があるところには人が集まると言われますが、向上心のある人が沢山集うTMCもパワースポットだと感じているとお話を結びました。

9人目はO澤さん。お題は「許す」。
千代田TMCに入って約1年が経ち、自分自身が変わって来た気がするとのこと。TMCの目的の1つはCommunication向上だが、広義には自分が関わる人との人間関係を作ることだと思っており、そんな思いに繋がる最新の経験をお話したい。今年のバレンタインデイのために銀座で、ディナーの食材、ネクタイ、チョコレート等を買い求め、更に自分が好きなウイスキー・白州10年も買って、夫と待ち合わせ、電車に乗りました。荷物は夫が持ったのですが、夫は電車の中でうたた寝をして紙袋を落としてしまい、ウイスキーの瓶が割れてしまいました。私は不機嫌になり、明日買ってきてと要求しましたが、直ぐには買うことが出来ず、自分も夫も辛い思いをすることになりました。この経験から、人間関係の構築の基本は先ずは相手を許すことから始めてみようと思ったのですが、皆さんも考えて見て下さいとお話を結びました。

10人目はF田さん。お題は「私は食べたい」。
スポーツジムで食事の指導も受けていますが、本日のスピーチでは食べることの意味を考えてみたいと思います。毎日の食事内容をスマートホンのLINEでジムに送って助言を受けますが、この助言は合理的で全く正しいものの、従いたくないというのが本音です。食の効能は3つあり、食欲を満たす、知的好奇心を満たす、そして人と人を繋げることです。
但し、物には限度があり、食べるメリットの有無を考えて対応をしたいと思います。普段は健康に良い物を食べますが、急いでいる時はコンビニで買って食べるのも良いでしょう。居酒屋では揚げ物、炒飯等は抑制気味に対応しますが、贈答用の高くて美味しそうなお菓子は、食べてみるのも良いのではと思います。様々な状況判断をした上で、私は積極的に食べたいと思います。

5分の休憩後、T永さんから、スピーチで良かったことと良くなかったことについて、コンテスタントへインタビューがありました。

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(1人目のN谷さんは、途中退席)
2人目K沼さんは、何度も練習して冒頭は良かったが、声が高くなって震えてしまった。
3人目のI田さんは、良いことはさて置き、会場を間違えて8階に行ってしまった。
4人目のM井さんは、緊張してしまったが、これは私しか出来ないと自己満足。
5人目のN澤さんは、お話は出来たが、いつもと雰囲気が違い、時間が経ってしまった。
6人目のK木さんは、時間内に終わったが、受けそうな所が受けなかったのが残念。
7人目のS山さんは、発表時間は短いが原稿は完璧。もっと紫色の服装にすれば良かった。
8人目のT中さんは、勉強になったが、事前に考えていたことが上手く表現出来なかった。
9人目のO澤さんは、上手く話せたが、準備時間が無く、ぶっつけ本番状態だった。
10人目のF田さんは、原稿を見ずに話せたが、準備時間が少なかった。

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次にコントロールのF野さんから表彰者の発表がありました。
3位O澤さん、2井はN澤さん、そして1位はK木さんです。
なお、1、2位の方はエリア33コンテスト(3月22日(日)午後、浜町区民館)に進出します。

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ゲストのコメントは以下の通り。
・O原さん・・・急遽、計時係を担当して頂きました
 千代田TMCのOB。大変懐かしく、日本酒の一升瓶を駅で割ったことを思い出した。
・Hさん・・・ディストリクト76教育研修副ガバナー
 4つのTMCに入っている。千代田TMCのおやつが食べたかったとのこと。
 時間進行の運営が良好でした。TMCがパワースポットのお話は共感大です。

見学者の皆様のコメントは省略致します。

10名のスピーチコンテスタントが次々とお話を続け、時間進行が心配でしたが、F野さんの絶妙なるコントロールにより、時間内に本日の例会もおひらきとなりました。各種の役割を分担された方も有難うございました。

なお、最後に会計係のT中さんから、本年4月からの半年分会費6,000円の集金をするので宜しくご対応をとの依頼がありました。

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