第79回例会
「あけましておめでとうございます。」 この挨拶を例会の冒頭で言うために会場に来てから一度も口にしなかったというI田会長の年末年始のお話で、2011年最初の例会がスタートしました。 温泉で気持ちよく過ごし、7日間のお休みの最終日に初めて仕事のメールをチェックしたところ、1通も来ていなかったとのこと。 笑いを誘って場をあたためて下さいました。
見学者のI嵐さんとI川さん、ゲストのM場さんを紹介して下さり、今夜の総合司会(TMOE)のY中さんへバトンタッチ。
「今夜の言葉」は、新年1回目の例会に相応しい「新しい・New/Brand-new」。 さて何名が例会中にこの言葉をさりげなくスピーチや論評に織り込むことができるでしょうか。
「役割説明」に続く「今夜の一冊」では、I籐さんにより「大学・中庸(PHP研究所、守屋 洋著)」が取り上げられました。 中国古典「大学・中庸」の解説書で、200の言葉が厳選されそれぞれについて現代語訳だけでなく著者の意見も書いてあるためすんなり頭に入る、1つの言葉について1ページ以内に収められているため気になった部分を拾い読みすることもできるとのこと。 早速「今夜の言葉」に因んで「日々新たに、また日に新たなり」という言葉の解説部分を紹介、マンネリに甘んじず日々新たな気持ちで物事を行うことが進歩の秘訣という意味であることを教えて下さいました。
「テーブルトピック」は、ご担当のK田さんが未だ会場に到着されていないため、Y中さんが機転を利かせ急遽「準備スピーチ」へ。
初めはK林さんによる「When I think about artists」、英語のスピーチです。 突然の順序繰上げ、そして原稿をご自宅に忘れてきてしまうというハプニングにも明るく落ち着いてスタート。 演台の前に出て話すことに恐怖を感じていたが、つきあいで行った松田聖子さんのカウントダウンコンサートで目にした大勢の観客の前で行われるパワフルなダンスや歌のパフォーマンス、K林さんの知り合いの女優、忽那汐里さんのバッシングを受けてもプロフェッショナルな仕事をして成長していく姿に、彼女達のようなアーティストに比較すればあたたかいトーストマスターズの場で課題をこなしていくことはそれ程難しいことではないと実感。 皆さんも今年はトーストマスターズの場で俳優のようになりませんかと問いかけました。
二人目はユーモアコンテストで2位を受賞したゲストのM場さんの「Laugh and glow fat」、こちらも英語のスピーチです。 会の初めに配られたお土産が布石だったことがわかってきます。 アメリカと日本の文化の違いについて、そしてバイリンガルのトーストマスターズクラブではその違いを理解することがとても大切であるとの考えを、生き生きと、声の強弱やジェスチャーを効果的に使い、情景がありありと目に浮かぶ寸劇を交えてお話されました。 日本人特有の謙遜がアメリカ人には全く理解されない例や、日本の中学校で使用される英語教材のアメリカ人には珍妙としか言いようのない例文の数々を紹介し、会場は笑いの渦と化しました。 異なる文化の中でもユーモア、笑顔、笑いは世界共通であり「笑う門には福来る」との論旨を、重要なプレゼンの冒頭に英語下手を謝る代わりにジョークを取り入れ契約を勝ち取ったご自身の成功例を挙げて説明し、ユーモアのセンスの無さを謝罪して終わるという落ちで、最後まで聴衆を惹きつけて離しませんでした。
3人目は、Sさんの「私と『GO』」です。 「GO」は2001年に公開されたSさんの大好きな映画で、在日朝鮮人の主人公と日本人女性の恋愛、在日朝鮮人の苦悩と彼らに対する差別を描いた物語とのことです。 Sさんの特に好きな場面を、よく通る堂々とした声で実際の映画の台詞を引用して紹介、ご自身の出自や生い立ちを交え、この映画に共感を持ち考え方が変わったこと、この映画が自身のアイデンティティについての悩みに対する答えを提示してくれたことをお話されました。 一人の人間に会った時は、国籍ではなく個人として接したいというメッセージが強く伝わりました。
4人目は、F沢さんの「賭けてみませんか?」です。 いつもながら会場全体を包み込むような優しい声から「カジノ」という言葉が発せられ会場が次の展開に耳を済ましていると、海外におけるカジノの現状や、OECD加盟国の中で日本は唯一カジノが認められていない国であること、日本でのカジノ合法化に対する動きやそれに対するアンケートの結果が具体的な数値やイラストをもって説明されました。 カジノには統合型リゾートタイプやMICE型等様々なタイプがあり、ご自身は北海道のウィンターリゾートにカジノを作り、昼間はスキー、夜はカジノで楽しむというのがよいアイデアではないかとのご意見。 「節度をもって『賭けてみませんか?』」と締めくくりました。
5人目は、F川さんの「寮向け低価格IP電話ソリューションのご紹介」です。 寮をもつ会社の経理担当者向けの前提で、実際のセールストークが披露されました。 立て板に水が流れるごとく、電話機の実物を見せながら、ご自身の経験、具体的な数値や機能、導入後のメリットを織り交ぜ説得力のある提案が展開されました。
次は「テーブルトピック」、K田さんから出されたお題は「Your aspiration of this year・2011年の抱負」、具体的には、今年訪れたい場所、今年会ってみたい人、今年の目標等です。
最初のスピーカーK木さんは、2010年は仕事に忙しかったので今年は海外に旅行、できればシアトルに行きたい、仕事に関連した勉強を更に一生懸命して試験を受けたいとのこと。 次のスピーカーN島さんは、IT関連の会社に就職が決まっているがそこではコンピュータスキルが求められているため、コンピューターソフト、特にエクセルについて勉強し、マイクロソフトオフィススペシャリストの試験に合格し、仕事で成果を出したいとのことでした。 最後のスピーカーKさんは、年始のタイへの旅行でその著しい発展を目の当たりにし、より多くの東南アジアの投資情報について入手したいとのことでした。
休憩をはさんで、「論評」へ。 N口さんよる概略の説明後、個人論評では、
・K林さんの初めての英語でのスピーチについて、Y田さんより、課題とされている3つのタスクが完璧に達成されていて、次のスピーチが楽しみである
・M場さんのスピーチに対し、H口さんより、とてもエネルギッシュ、テンポがよく最後まで聴衆を飽きさせず素晴らしかった
・SさんのスピーチについてY先さんより、伝達力に優れていた(「えーと」等不要な言葉が驚くほど少ない、豊かで自然なジェスチャー、豊かな表現力)、構成が非常に良かった
・F沢さんのスピーチについてS山さんより、統計に基づいたしっかりした内容、豊富なマテリアル、ご自身の意見を述べられたことが素晴らしかった
・F川さんのセールストークスピーチについて、T代さんより、熱意や意気込みが感じられる、豊富な商品知識があり、ストーリー性も感じられた点がとても良かった
との評価がなされました。
N口さんの総合論評の後「表彰」の部へ。
ベストテーブルトピック賞はN島さん
ベスト論評賞はT代さん
ベストスピーカー賞は初めてのスピーチでSさん
が受賞されました。
本日の見学者からの感想、ゲストの皆さんからのコメント、えーと文法係のK木さんより報告、T橋さん・M井さんより一言、M浦さんからの今夜の懇親会と次回のディナー例会の連絡の後、I田会長が新年1回目の例会を締めて下さいました。
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