第377回例会レポート
第377回千代田例会レポート 2022/09/01
今日も会長K木さんが開会あいさつで例会がスタートしました!
ヒミツのTMC賞状についてこっそり?お話がありましたよ。
今夜のTMOEはT中さん!今夜の言葉は「なんとかなる」です。
例会を支える、サポート係の紹介を終え、
What’s new!
このプログラムでは30秒以内での短いスピーチで
みなさん近況を報告します。
N村さん コロナにかかって大変な長いステイだった
S水さん 漫画ホテルに宿泊した
K木さん オフィスメンターの話
Oさん 種をまく話
Hさん ルナシーのコンサートに行った話
K本さん ウクレレを始めた話
T中さん お仕事とアニメ「働きたくないでござる」の話
A坂さん 金沢 お肉やおさかななどお買い物をした話
本日の例会は、通常の例会パターンと違って、論評重視のスタイルです。
1人の準備スピーチに対して3人ずつスピーチを聞いたらその場で論評を考え論評スピーチをするというスタイルです。
みんなの論評力を高めていこう。という趣旨の企画です。
さて、はじまりましたよ。
<準備スピーチ>
最初のスピーカーはM村さん。
スピーチタイトルは「皆で踊ろう」です。
M村さんは、
夏の思い出について会場に問いかけながら
夏の思い出をつくるなら「盆踊り」と、
彼女は毎年やぐらで踊っているというほど
無類の盆おどらーなのだそう。
盆踊りの歴史、踊り方、魅力などについて語ったあと
踊ってみよう!ということで、東京音頭をM村さんがレクチャー
してくれました。
会場のみなさんもZOOM参加のみなさんも一緒に盆踊りの楽しさを味わいました。
さて、二人目のスピーカーはT中さん
スピーチタイトルは「働いたら負けから始めるDX」
T中さんは、自他ともに認めるオタッキー
ZOOMの背景もかわいいイラストが。
『アイドルマスターシンデレラガールズ』双葉杏ちゃん。
そのイラストは、白い背景に女の子。
女の子のTシャツには「働きたくないでござる」の文字が!
T中さんは、「働いたら負け」と座右の銘にしているが、ここ一年間ずっと負けっぱなし。
「働いたら負け」は、日本の経済にとって良いことである、と説明します。
日本の生産性は世界に比べて低い。
政府とかDX(デジタルトランスフォーメーション)
を推進しているのに、失敗している。
それは、日本人がまじめすぎるから。
働いたらいけないのです!と力説!
生産性の計算式は働いて生み出した価値÷時間
働いちゃうと分母が大きくなる。
つまり、働いたら生産性は低くなる。
経済活性化するためには働いてはいけない。
そして、T中さんは、生産性向上のための「提案」に踏み込みます。
めんどくさいな、意味あるのかな?と思うことを日本人はやっちゃう。
でも、むだなんじゃないかと思うことは、やらないでほっておくといい。
投入した時間は減るので生産性が高まる。
ふむふむ。
さらにT中さんは、2つ目の提案を続けます。
やらなければならない仕事は、自動化をする。ロボットとかAIにやらせる。
彼らは、文句言わないで働く。
3つ目の提案は
自分で頑張っちゃいけない。人にやってもらおう。
そういう時は、お客様にやってもらう。
お客さんに料理をしてもらったらいい。
焼肉屋。切った肉をお客さんのところにもっていくだけ。手間を省ける。
お客様もエンターテイメントで満足する。
やり方によっては手間を省ける。
寿司、料理を取りに来てももらう。
やらなければならない仕事は、お客様にやらせる。
そして、最後のオチは
働いたら負け。という夢を見ているがまだ叶っていない。
という、一見、「働いたら負け」という衝撃的なテーマでしたが、
納得するところもあり、「うー-む。」と考えさせられました。
さて、三人目のスピーカーは
M脇さん
スピーチタイトルは
「 From Sea to Dinning Table in English」です。
タイトルどおり、お魚がどのようにして私たちのテーブルに運ばれてくるのかといった
流通の流れが大きく変化したことについて説明を英語でしていただきました。
では、ここからは論評タイムです。
論評とは、
トーストマスターズには講師がいません。ですので、準備スピーチをされた方に対して会員同士で建設的にフィードバックをします。
相手を批判することなく、相手の役に立つ建設的で率直なコメントをすることが求められます。
こうした論評のスキルを向上することで、フィードバックするスキルの上達に役立ちます。
今回は、スピーカーに対して論評者が3名。
1人目のN村さんのスピーチに対して
論評者は、①S村さん、②M脇さん、③K木さん。
1-①S村さんの論評
資料の資料五感を使って、印象的だった
脳が活性化された。N村さんの好きなものなので熱量が入っていた。
スピーチがだんだんとレベルが発展していって面白かった
踊りをしたところが斬新でよかった。
今後、こういうところで踊りがあるよなどの提案があると印象的ではないか。
という論評でした。
1-②M脇さんの論評
前半は、盆踊りの日本のルーツについて
郡上踊りなど街を練り歩く、おみこしを担ぐようなイメージをさせる。
スピーチに知的な点に魅力を感じた。
浴衣を着た小さい頃の話をしてもらえるとよかったのでは
という論評でした。
1-③K木さんの論評
プロジェクトのラインに沿った構成
スライドがシンプルだったのがよい。文章が多すぎるとビジュアルを見なくなってしまう
みんなを立ち上がらせて躍らせる
お手本を示して楽しく盆踊りすることができた
スピーチの構成はシンプルでよかった。
1聴衆への質問
2時代背景 盆踊りのよさ
3皆で踊る体験
改善点は、ITツール 動画の改善点がうまくいくとよかった
という論評でした。
それぞれの論評が個性があって面白いですね。
さて、2人目のT中さんのスピーチに対して
論評者は、①A坂さん、②N村さん、③K本さん。
2-①A坂さんの論評
刺さった点を3点
もう少し聞きたかった点1点と前置きし
「働いたら負け」というキーワードに、ドキッとした
ここで、A坂さんの実体験で
A坂さんは、仕事を部下に采配するポジションにおり、先日
問題がある人に仕事をやらせなくなったら、本当に働かなくなっちゃった
というエピソードを開陳。
さらに、2つ目のエピソードが
物流の仕事でFAXをしても届かないと言われることがあった
届きましたかと電話で確認をするも、FAXによっては相性があって届かないこともある
デジタルで効率化してもうまくいかないこともある。
と、T中さんのスピーチITで効率化しよう、としても失敗したA坂さんのエピソードが
切実すぎて胸を打ちました(泣)
2-②N村さんの論評
すばらしい点
・構成がうまい
・言葉の使い方がうまい
・キャッチーな言葉をちりばめられている
・ベテランのハイレベルなスピーチ
・改善点
働いたら負け 365負けなら
今の困っている負けている状態をもう少し聞きたかった
2-③K本さんの論評
素晴らしい点
・提案が逆説的に見える。「働いたら負け」で注目を集めている
・テーマ選びがすばらしい
・根拠となる数式がシンプル
・提案が具体的 ロボットの例、焼き肉など説得力があった
改善点
・どうやって最初の1勝をめざすのか
こうやってみようと思うと身近に感じられるし、
じゃあ、私もやってみようかなというモチベーションがあがるのではないか。
さて、3人目のT中さんのスピーチに対して
論評者は、①Oさん、②O野さん、③T中さん
3-①Oさんの論評
素晴らしい点
魚を食べることができなかった。
食い物の恨みはおそろしいほどの執着を生みますね。
なぜ食べれなかったのか、その理由解明について宮脇さんが食い下がりました。
一つ目、この情熱が素晴らしかったです。
豊洲で旧システムと新しいシステムの導入について宮脇さんに詳しく説明をしていただきました。
一般の消費者には知られざるシステムです。
非常に興味をそそられる内容でした。
二つ目は、なかなかみんなが知らないネタを仕入れた点がよかったですね。
荷受けカンパニーはダイレクトにスーパーマーケットに売ることができる。
場外問屋、場外流通という新しい仕組みがあることを初めて知りました。
三つめは、テーマがお魚の流通なだけに、寿司を食いたい、と聴衆にそそらせるスピーチ
改善点としては
新旧システムと違いが分かりにくかったです。
どこがどのように変わっているのかを赤くしるしをするなどの工夫があると「なんとかなる」(今日の言葉)と思います。
3-②O野さんの論評
素晴らしかった点
・ボディランゲージがよかった
・ビジネスの情熱
・アドバイスはストロングメッセージだった
・スピーチのトピックが選択が良かった
3-③T中さんの論評
素晴らしかった点
・スピーチトピックはプロジェクトに完全にのっとっていた
・トピックの選択がよかった
・聴衆があまり知らないトピックだった
・ボーカルバラエティ、ボディランゲージがよかった
改善点
・「仲買い」などの専門用語の解説があるとよかった
<総合論評>はHさん
総合論評は準備スピーチ以外の全役割者に対して手短にフィードバックする総評者です。
事前に準備できることが少ないわりに例会全体を総括しなくてはいけない点で、例会の中で最も難しい役割です。
Hさんは、今回の企画者に対してねぎらいの言葉と、論評力向上の目的評価をしたあと
9人の論評者に対して、丁寧にかつ手短にフィードバックされました。
いつもの例会とは違って、いろいろな人の観点で論評を聞くことができたので楽しかった。
最後に、本日の表彰者の発表です。
ベストスピーカー M脇さん
ベスト論評賞 K本さんとK木さん
おめでとうございます。
最後に本日見学してくださった、「ストーリーテリング トーストマスターズ」のK本さん
から千代田トーストマスターズの印象は?とお聞きすると
・愛情とユーモアに満ちている
・メンバーの仲がいい
とのお褒めの言葉を頂きました。
K本さん、千代田トーストマスターズへの見学ご参加、そして、素晴らしいメッセージありがとうございました。
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