第73回例会

本日は第73回例会。10月になり、ようやく秋めいてきました。秋といえば食欲の秋、スポーツの秋、そしてスピーチの秋(断言)。皆さんがんばっていきましょう。

いつも通り、会長のI田さんの冒頭挨拶から始まります。ところで、本日は7名もの方が千代田TMCに見学に来てくださいました。ありがとうございます!当クラブでは、皆様のご見学をいつでもお待ちしております(見学の方はスピーチ不要ですのでご安心を)。

さて、本日のTMOE(メイン司会役)はF川さん。まずは、「今日の言葉」(スピーチキーワード)の紹介です。今日の言葉は、「あたたかく」(WARM)。ということで、本日はこの言葉を意識しながら(使いながら)スピーチをすることが期待されます。

計時係、集計係、文法チェック係等の役割説明の後、今日のスピーチプログラムは「本日の一冊」から始まります。担当のH川さんが紹介した一冊は、『覚悟のすすめ』。「鉄人」こと金本知憲選手(阪神タイガース)の自伝です。H川さんは、同書にいう「試合に出続ける覚悟」とは、ビジネスパーソンにとっては言い訳せずに仕事に接する覚悟であるとして、私も彼のようなストイックな姿勢を目指したい、といった思いを語ってくれました。

次に、「テーブルトピックス」(いわゆる即興スピーチ。英語。)に移ります。本日のテーブルトピックス司会役のO原さんは、次の3つ話題を提供。第1は、日本で最も重要だと思う習慣について。回答者のF沢さんは、家に上がるときに靴を脱ぐという習慣を取り上げ、これには習慣以上の意義、例えば寛ぎをもたらす効果がある、という指摘をされました。続いては、行ってみたい外国について。M浦さんは、お仕事の関係で興味を持った台湾を取り上げました。曰く、小籠包食べたい!仕事ではなくプライベートでゆっくり楽しみたい国だ、と台湾への思いを熱く語ってくれました。最後のトピックは、外国人を連れて行きたい日本の場所。回答者は、私、K木。やっぱり東京スカイツリーかなあ。

続いて、TMCのメイン、「準備スピーチ」です。トップバッターは、アイスブレーカー(初回スピーチ=自己紹介)のK林さん。内容は、千代田TMC入会の理由について。某TV局に街頭インタビューを受けたものの緊張して震えてしまったという、つい先日の出来事に触れ、これまで仕事で使ってきたような定型的な話ではなく、臨機応変な、かつユーモアも交えられるような話術を身につけたい!との意気込みを語ってくれました。

続いてのスピーチは「ヨルダンへ行こう!」。Y田さんのスピーチです。冒頭、「ヨルダンといえば、テロのニュースばかりが思い浮かんだりしません?」と。しかし、実はヨルダンは夜でも問題なく外出できるような安全な国であること、そして何よりも魅力的な観光地が数多くあることを、写真等を用いて詳しく紹介されました。まるで観光大使!

3番目は、小学校の教員を目指し奮闘中のI藤さん。終えたばかりの教育実習の体験談を話されました。タイトルは「叱る」。自分は子どもを叱ることが苦手だというI藤さんは、実習の目標を敢えて「叱る」に設定。その結果、「叱る」ことができたように思えたと言います。これは、自分が相手に対する期待や愛情を持つことができたからのではないか、だとすれば確かに自分は「叱る」ことができたのかな、と教育実習を振り返りました。

4人目はM井さん。本日が国勢調査票の提出期限であることにちなみ、タイトルは「国勢調査あと10回」。このタイトルの意味は、自分は今まで9回国勢調査票を書いてきたが、今後あと10回書くだろうということから。これを契機に、M井さんは、今の自分にとって大切なものは実は過去から大切なものであったものが多いことに気づき、だから自分は、そういう時間の流れを意識しながら物事を考えていきたい、との思いを語られました。

最後は、アイスブレーカーながら英語スピーチのO床さん。タイトルは”My current job and what I studied in university”。学生時代は応用物理で光学を専門としていたというO床さん。今日は、その専門知識を存分に活かします。まず、光と波は同一であると指摘。このうち光の色である「白」は、「頭が真っ白」というように否定的に使われることもあるけれども、一方では、物理的に興味深く実生活上も有用な、全ての波長の波を含む混合波でもあると指摘。こうした「白」の二面性がとても面白いということを述べられました。

休憩後は、準備スピーチに対する論評です。まずはK林さんへの論評をN口さんが担当。K林さんが目標とするというユーモアは既に発揮されており、聴衆を引きつけるエピソードも充実していると指摘。残りの課題は今後のプロジェクトを消化すれば充分身につくよ、と堂々たるTMCの賞賛ぶり。そして、今後のK林さんに大いに期待されていました。

次に、T代さんによる、Y田さんへの論評。ヨルダンという国の魅力を明確に伝えるための構成が充分に練られており、その内容も具体的で臨場感あふれるスピーチになっていると論評。今日の言葉もうまく織り交ぜていました。流れの良い話に敢えて区切りをつけるため、適度な話題転換のタイミングも図れると更に良いとのこと。レベル高し。

I藤さんには、I田会長が論評。見学者の方にも充分理解できるよう、スピーチの各所に配慮が施されていた点を、何よりも賞賛されていました。彼女の優しさが伺われる、と。I藤さんの今日の課題はボディランゲージ(BL)。必ずしも体を動かすことだけがBLなのではなく、アイコンタクトもBLになり得るとのアドバイス。なるほど!

続いて、H口さんがM井さんを論評。実はM井さん、例会直前にスピーチ役が決定したという特殊事情があったのですが、彼女は安易に過去のネタを流用することなく新トピックを提供。H口さんは、その点を高く評価していました。なお、H口さんによれば、プレゼン資料の掲示作業等を敢えて他人に任せると精神的に余裕ができて良いかもね、と。

O床さんの論評者は、C田さん。初回ながら、メモに頼らないスピーチにチャレンジした点を評価した上で、スピーチの構成が論理的に構築され、また、光学の話等の説明も大変わかりやすかったと賞賛されていました。このようなレベルであれば、もっと欲張って話を広げても全く問題なかったとも指摘されました。

最後の総合論評は、S山さん。「本日の一冊」が印象深かった等、感想を述べられました。慌ただしくなりがちなTMCの進行を最後にゆったりと締める技術はさすがです。

=====本日の表彰=====
ベストテーブルトピックスピーカー F沢さん
ベスト論評賞 H口さん、N口さん
ベストスピーカー Y田さん

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