第６９回例会
第６９回例会は、真夏の夜の熱気のなか、大勢の見学者とゲストの方々に囲まれて開催されました。
７時ちょうどに例会が開始され、まずはＩ田会長による挨拶。隅田川花火の話題からはじまって、花火を上げるようにこの例会も盛り上げていこうという熱いメッセージでした。
クラブでは、さまざまな職種・業界のビジネスパーソンを中心に、年代も２０代から６０代までと幅広いメンバーが２週間に一度集っています。今夜は最初に、クラブの新しい仲間としてＯ原さんとＫ木さんを迎える入会式でした。マーケティングのご経験のあと留学準備をされているＯ原さん、特許の専門職として活躍中のＫ木さん、これから一緒にクラブでの活動を一同楽しみにしています。
司会役である今夜のトーストマスターは、初めてこの役割を担当するI藤さんです。チャーミングな笑顔とともに例会のプログラムが開始しました。今夜の言葉は、例会準備でいろいろな協力をもらったというＩ藤さんの体験から、「協力的な」”Cooperative” という言葉でした。続いて、計時係のＹ中さん、集計係のＯ原さん、えーと文法係のＨ川さん、例会リポーターのＦ沢により、例会での各役割についての説明がありました。
役割説明のあとは、Ｍ浦さんによるテーブルトピックスです。この暑さのなかエアコンなしで過ごしていることに触れたたあと、選んだ今夜のトピックステーマは「季節」。「もしひとつの季節しかなかったら？」という問いには、Ｓ木さんが３つの理由をあげて秋が好きと答えました。次に「１０年前と変わったことは？」という問いに対しては、新橋クラブから応援に来てくださったＳ田さんが、整体をなさっている経験とともに湿気が多くなったという話で対応しました。最後に「余命１週間だったら？」という問いには、Ｔ代さんがご家族と一緒にキャビアを食べて過ごすなどほのぼのとした内容で応じました。３人とも暑さを一瞬和らげるような爽やかな対応でした。
今回の準備スピーチは４本で、そのうち３つは上級スピーチのプロジェクトです。
トップバッターのＯ原さんのスピーチは、「現状報告のスピーチ」というプロジェクトです。「引き潮の導き」というタイトルで、１７年間におよぶトーストマスターズの活動を所属したクラブ数・費用・モチベーションという３つの指標で振りました。「他人を主役にする」というメッセージが印象的でした。
続いての活動的なランナーでもいらっしゃるＳ山さんによるスピーチも、上級プロジェクトで「楽しませるスピーチ」。「忌み数」という興味深いタイトル。いろいろな具体例に、聴き手は自然に引き込まれ楽しんでいました。「忌み数や厄年にも何の意味も持たないのだから自然に生きたい」というメッセージが光っていました。
引き続いては、新橋クラブからのゲストスピーカーＨさんによる「手紙を書きませんか」というスピーチ。手紙にはＥメールにはない膨大な情報が含まれていることを、手書き文字・空気・切手という切り口でユーモアたっぷりに説明。相手のことを考えた優しい時間が手紙にはあることが暖かく伝わってきました。
そして最後のスピーチは、ピンチヒッターとしてわずか３０分しか準備時間がなかった会長のＩ田さんによる英語スピーチ。上級の “Storytelling #5 Bringing History to Life” というプロジェクトです。”Presentation by Columbus” というタイトルで、Columbus がいかに成功したかを SAPN (Surprise, Attainable, key Person, and Never give up) という４つのキーワードを使ってのスピーチは、ピンチヒッターとは思えない内容です。多くの会員がＩ田会長にクラブをリードしてもらっていることを頼もしく感じたことでしょう。
冷たいドリンクのつかの間の休憩のあと、後半は論評セッション。総合論評担当のＴ代さんに司会のバトンが渡されます。Ｏ原さんのスピーチに対するＴ田さんの論評では、穏やかな語り口でスピーチの良かった点を明快に挙げていました。続いてＳ山さんのスピーチに対する論評では、Ｙ田さんが「『へー』ポイント」「みのもんたウェイ」など個性的な言葉を使って楽しく論評しました。総合論評でもＴ代さんが良かった点としてこの点に触れました。引き続いてＨさんのスピーチに対する論評は、今夜のトーストマスターのＩ藤さんが論評でも大活躍。ポイントを明確にして論評しました。Ｉ田さんへのスピーチに対するＳ木さんの論評は、少ない準備時間でのスピーチの素晴らしい出来栄えをたたえるパッションある内容でした。
総合論評では、Ｔ代さんが例会全体を振り返ってそれぞれを力づけるコメントをしました。論評者へのコメントには他のメンバーも今後参考になる内容が盛り込まれていました。変更が多い状況のなかで初めてのトーストマスターを無事に終えられた伊藤さん、会場係として早目に到着して会場セッティングをしてくれた三浦さんをねぎらい、総合論評として全体を和やかにまとめていました。
受賞者は次のとおりです。
ベストテーブルトピック賞： Ｓ木さん、Ｓ田さん
ベスト論評賞： Ｙ田さん
ベストスピーカー賞： Ｈさん
受賞者の表彰と記念撮影のあと、ゲストの方々から暖かいコメントをいただきました。
そしてさらに、見学者のなかから２人の方が入会表明！まさに花火が上がった瞬間・・・
真夏の夜にふさわしい例会となりました。
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